miscellaneous notes
2016/03/25
怒り
八王子で起きた夫婦惨殺事件を背景に、様々な人間模様が展開されていくストーリー。
「人を信じる」ということについて、深く考えさせられたお話だった。
日常の些細な偶然が重なって起こる悲劇。
疑心暗鬼が引き起こす悲劇は取り返しのつかないことになる。
人を信じる信頼するということは、先ず自分自身を信じることからはじまるのかもしれないね。
個人的に吉田修一作品は、わりと当たり外れがある方なので、はまり込める時とそうでない時の差が激しい。
今作は
登場人物や場面がテンポ良く転換されていくので、
上下巻共にあっという間に読了。
ズボッとはまり込み。
映画版も楽しみであります。
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