またもやずいぶん前です。
10月に観に行った劇団新感線の夏秋興行『vamp bamboo burn〜ヴァン!バン!バーン!〜』
このタイトル一体なんのこっちゃと思っていたけども、公演後は「なるほどね!」と膝を打ちました。too muchな元平安貴族の吸血鬼ことヴィジュアル系ロックバンドのボーカルと、宇宙からやってきたエイリアンこと竹から生まれたかぐや姫の生まれ変わり。
二人の時空を超えたSF的ラブストーリーかと思っていたら、気づけばいつの間にかヴァンパイアとエイリアンの仁義なき戦いになってた。
(詳しいストーリーはこちらから http://www.v-b-b.jp/story.html )
vamp bamboo burn→吸血鬼、竹、爆発→ヴァンパイア、エイリアン、混ぜるな危険。
要するに、そういうことでした。笑
今回はいのうえひでのり(演出)×宮藤官九郎(脚本)だったのだけど、主演の生田斗真くんは新感線常連でクドカン常連でもある。(新感線での斗真くんの出演は10年ぶりでクドカン脚本は蜉蝣峠ぶり)
この制作陣お二人と斗真くんの相性がすごく良いのは、もちろん斗真くんの魅力を熟知された上での脚本演出だからだと思うけども、そのほかの俳優陣の使い方もまるでとてもな感じに上手すぎまして、ここ最近の新感線の興行の中でピカイチで本当に面白かったと思った。
小池栄子さまはもう安定で最高の域だけど、特に中村倫也くんがすごい良い。
主役を食う勢いというのはあういうことなのかもね。
ここは寄席か?寄席なのか?!と思ってしまうほどの笑いが沸き起こっていた今回の新感線。
「ゲキ×シネ」化、楽しみにしております。