2016/09/17

琥珀色の街、上海蟹の朝


「琥珀色の街、上海蟹の朝」は中毒性のある曲だね。
シティーポップ風のアーバンな音をバックにラップをする岸田くんに驚くも、その上手さはさすがだなとも思った。

「東京」から「琥珀色の街、上海蟹の朝」までの全シングルを網羅したくるりのオールタイムベスト盤「くるりの20回転」が先日リリースされたので、ここ最近ずっと聴いている。
ひたすらに進化し深化し続けるくるりの音楽性は全方位だけども、必ずどこかに感じるくるりらしさというものがあって、それはきっとポピュラーミュージックという普遍性にしっかりと軸を置きながらも、そこに奇想天外な色付けをするのがすごく上手いからなのだろう。
彼らの飽くなき音楽への探究心と創造力の賜物。
素晴らしき音楽至上主義だと思う。


余談だけど、わたしがくるりの曲の中でグッとくるものって、必ずボーカルと掛け合うような女子コーラスのアレンジが効いているものだったりする。
そういうもので今までに最高だと思ったアーティストは、くるりとZWANとシャーロット・ハザレイがいた頃のASHだよなあとか考えたりしていた。
個人的意見としては、ポップミュージックには曲を彩る花のある女子コーラスがあることはやっぱり重要だと思う。