2016/09/23

daydream / Aimer



楽しみにしていたAimerの4thアルバム。

案外何色にも染まるその歌声。
Aimerの世界観を越えた先にあるものは、無限の可能性だったね。

このアルバムには一つの作品としてのテーマとか世界観とかの統一性はないのだけど、それは他アーティストからの楽曲提供とプロデュースで構成されているからだ。
だから、其々のアーティスト色がとても強い作品で、Aimerの世界観としては離れてしまった作品である。
あぁこの曲はあの人だね、そんでもってこの曲はあのアーティストだわ、というふうに一聴しただけでもとてもわかりやすい。
Hz(ヘルツ)なんてめちゃくちゃスキマスイッチだから、Aimerが歌うそのギャップにまず驚く。
でもそれ以上に、なんだこれは!良いじゃないか!という意外性にもつい前のめりになってしまうのだ。
他アーティストのものだとわかりやすい曲を、それに寄せながらもしっかりと自分のものにして完成させてしまう変幻自在な魅力。
このアルバムには、そういうものがたくさんつまっている。
個人的にはとても魅力的な作品だと思う。

わたしがAimerを初めて耳にした時の印象というのは、あれ?阿部真央ちゃん歌声変えたのかな?と思ってしまうくらい阿部真央ちゃんだった。
だから、阿部真央ちゃんとのデュエット曲のforロンリーは以前にコラボしたものらしいけども、このアルバムに再度収録されていて、とてもうれしく思った。